アヌアのアゼライン酸を使ってみたいけれど、正しい使い方や注意点がわからず不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、アゼライン酸の特徴を踏まえながら、使い方の基本と注意点、また実際のレビューを交えて詳しく解説しています。
さらに、「どんな肌の人に効果があるのか?」「15%以上じゃないと効果がないのか?」「妊娠中でも安心して使えるのか?」といった疑問も調べています。
最後に、併用不可な成分についても触れていますので、これからアゼライン酸を試したい方はぜひ参考にしてくださいね。
・アヌアのアゼライン酸の基本的な使い方がわかる
・使用時の注意点や肌トラブル回避法が理解できる
・白い粉が出る原因と対処法がわかる
・肌質別の効果や適切な濃度選びのポイントがわかる
アヌア アゼライン酸 使い方の基本と注意点
- 基本的な使い方
- アヌア アゼライン酸 成分
- アゼライン酸の特徴
- 使用の注意点
- 白い粉が出る場合
基本的な使い方

アヌアのアゼライン酸セラムは、毎日のスキンケアに簡単に取り入れることができます。
特別な手順は不要で、普段のスキンケアルーティンに1ステップ加えるだけで使用できます。
最初に、洗顔で肌を清潔に整えたあと、化粧水などで肌をしっとりさせます。

その後、アゼライン酸セラムを適量(1〜2滴)手に取り、顔全体または気になる部分にやさしくなじませてください。最後に乳液やクリームで肌を保護すれば完了です。
使用するタイミングは朝と夜の2回が基本ですが、敏感肌の方やアゼライン酸に慣れていない場合は、夜のみからスタートし、徐々に回数を増やす方法がすすめられます。
初期段階で赤みや乾燥が出た場合は、無理に使い続けず、使用頻度を下げたり保湿を強化するなど調整しましょう。
また、アゼライン酸は紫外線に対する感受性を高める成分ではないとされていますが、日中に使用する場合は、日焼け止めを併用することが基本です。
これは肌のコンディションを安定させるためにも重要なポイントです。
このように、アヌアのアゼライン酸は使い方が難しくなく、正しい順番と適量を守れば、誰でも手軽にスキンケアに取り入れられます。
アヌア アゼライン酸 成分
アヌアのアゼライン酸セラムには、肌トラブルを予防・改善するための厳選された成分が配合されています。
主成分であるアゼライン酸はもちろん、それ以外にも肌へのやさしさと効果のバランスを考えた構成が特徴です。
成分名 | 主な役割 |
---|---|
水 | 基剤(溶媒) |
PG、DPG、BG、グリセリン | 保湿、溶剤 |
アゼライン酸 | 整肌、ニキビケア |
水酸化Na | pH調整剤 |
1,2-ヘキサンジオール、エチルヘキシルグリセリン | 防腐補助、保湿 |
ティーツリー葉水 | 肌荒れ防止、抗菌 |
カカオエキス | 抗酸化、保湿 |
サリチル酸 | 角質ケア、抗菌 |
パンテノール | 保湿、肌修復 |
ヒドロキシエチルセルロース | 増粘剤 |
ビオサッカリドガム-1 | 保湿、皮膚バリア強化 |
アラントイン | 肌荒れ防止、抗炎症 |
グリチルリチン酸2K | 抗炎症、肌荒れ防止 |
コハク酸 | pH調整、肌調整 |
トタロール | 抗菌・防腐 |
β-グルカン | 保湿、肌のバリア機能強化 |
デキストリン | 安定化、吸着剤 |
トコフェロール(ビタミンE) | 抗酸化 |
スクワラン | エモリエント(柔軟・保護) |
セラミドNP | 保湿、バリア機能強化 |
PCA亜鉛 | 皮脂抑制、肌引き締め |
ツボクサエキス、葉エキス、根エキス | 抗炎症、鎮静、肌修復 |
マデカッソシド、アシアチコシド、アシアチン酸、マデカシン酸 | 肌修復・鎮静(CICA成分) |
メリアアザジラクタ葉エキス、花エキス | 抗菌、抗酸化 |
ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸 | 保湿 |
ヒアルロン酸ジメチルシラノール、ジメチルシラノールNa | 高機能保湿、肌弾力 |
ヒアルロン酸K、加水分解ヒアルロン酸Na | 浸透型保湿 |
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム | 吸着保湿、静電気防止 |
ヒアルロン酸クロスポリマーNa | 持続保湿 |
アセチルヒアルロン酸Na | 高浸透型ヒアルロン酸 |
中心となるアゼライン酸は、天然由来のジカルボン酸で、ニキビ・毛穴詰まり・くすみ・赤ら顔など、さまざまな肌悩みに働きかけます。抗炎症作用や角質ケアの効果があり、肌表面の余分な角質や皮脂を整える力を持っています。
そのほかに、ナイアシンアミドやパンテノールなどの整肌成分が加えられており、肌荒れを防ぎながら透明感のある肌を目指せるよう設計されています。
また、ヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分も含まれており、乾燥を防ぎながらアゼライン酸の効果をしっかりと引き出すサポートもされています。
香料や着色料などの刺激成分は含まれておらず、敏感肌の方にも配慮された処方です。これにより、使い続けることで肌の調子が整いやすくなるよう配慮されています。
アヌアのアゼライン酸セラムは、単に成分が強力なだけでなく、「毎日使い続けられるやさしさ」も兼ね備えた製品と言えるでしょう。
アゼライン酸の特徴

アゼライン酸は、穀物に含まれる天然由来の成分で、さまざまな肌トラブルに幅広くアプローチできる多機能なスキンケア成分として知られています。
まず、最も注目されるのは「抗炎症作用」と「抗菌作用」です。これにより、ニキビや肌荒れを防ぐ効果が期待されます。
また、角質をやわらかくし、毛穴詰まりの原因となる皮脂や古い角質を穏やかに除去する働きもあるため、毛穴の目立ちが気になる方にも有効です。
さらに、アゼライン酸には「メラニンの生成を抑える働き」もあり、くすみの改善や色ムラの整えにも役立ちます。このため、美白効果を求めるスキンケアにも向いています。
一方で、即効性が高いわけではないため、継続して使用することが前提となります。
使い始めてすぐに変化を感じるというよりは、1〜2ヶ月ほどかけてじっくり効果を実感していくイメージです。
このように、アゼライン酸は肌の「ニキビ・毛穴・くすみ・赤ら顔」など、複数の悩みに穏やかに働きかけることができる、バランスの取れた成分といえます。
使用の注意点
アゼライン酸を使用する際には、いくつかの注意点を守ることでトラブルを未然に防ぐことができます。
まず重要なのは、「初回使用時は少量から始める」ということです。
肌質によっては、赤み・かゆみ・乾燥といった反応が出る場合があります。特に敏感肌や乾燥肌の方は、週に2〜3回から試し、問題がなければ徐々に頻度を上げていく方法がおすすめです。
また、前述の通りアゼライン酸には角質を整える作用がありますが、それによって一時的に肌が乾燥しやすくなるケースもあります。
このため、使用後はしっかりと保湿を行うことが必須です。乾燥対策を怠ると、肌のバリア機能が弱まり、かえって刺激を感じやすくなる恐れがあります。
さらに、他の角質ケア成分(AHA、BHA、レチノールなど)との併用は避けた方が良いです。
組み合わせることで肌への刺激が強くなり、トラブルの原因となる可能性があるためです。
併用したい場合は、日を分けて使用するか、医師や専門家のアドバイスを受けると安心です。
最後に、目の周りや傷のある部分には使用しないよう注意しましょう。
刺激を感じやすいエリアには適していないため、塗布する際は避けるようにしてください。
このようなポイントに気をつけることで、アゼライン酸の良さを最大限に引き出しながら、肌トラブルを避けることができます。
アヌア アゼライン酸 使い方と効果の関係
- 実際のレビュー
- どんな肌の人に効果がある?
- 15%以上じゃないと効果がない?
- 妊娠中でも安心して使える?
- 併用不可な成分
実際の使ってみた
テクスチャー
アヌア(ANUA)のアゼライン酸 15 インテンスカーミングセラムを実際に使ってみました。

透明な瓶にきれいな緑色のセラムが入っています。

セラムはトロ・サラの中間ぐらい、指でのばした時に肌にすぐ馴染む感じがしていいです。

のばした後、ほどよい水分量でツヤっとしています。
ベタつきは感じないので保湿した後にお化粧しても大丈夫でした。
香りはある?
アヌアのアゼライン酸 15 インテンスカーミングセラムは香りが全然しないので、香料が苦手な人にもおすすめです。
コスパはよい?
朝・晩の使用でも4滴しか使わないので、かなりコスパがいいです(今1ヶ月使用していますが、半分以上残っています)
白い粉が出る場合
アゼライン酸配合のスキンケア製品を使用した際に、肌の上で「白い粉が出る」と感じることがあります。これは異常ではなく、いくつかの原因が考えられます。
まず、最もよくある理由は「塗る量が多すぎる」ことです。
アゼライン酸は比較的濃度の高い製品が多く、必要以上に塗ると肌になじまず、表面で乾いて白く残ることがあります。
この場合、使用量を見直すだけで改善されることがほとんどです。
次に考えられるのは、「塗布後すぐに他のスキンケア製品を重ねている」ことです。
特にオイルやシリコン系の化粧品をすぐに重ねると、アゼライン酸が肌になじむ前にこすれて白く粉をふくような状態になることがあります。
これを防ぐには、アゼライン酸を塗ったあと、1〜2分ほど間隔をあけてから次のステップに進むことが効果的です。
また、「肌の乾燥が進んでいる場合」も白浮きしやすくなります。
肌の水分量が少ないと、アゼライン酸が吸収されにくくなり、表面に残ってしまうからです。このようなときは、化粧水や乳液で保湿を十分に行ってから使用するようにしましょう。
それでも改善しない場合は、塗るタイミングや使う順番を見直すことも有効です。朝よりも夜の方が乾燥しにくいため、夜のみの使用に切り替えてみるのも一つの方法です。
つまり、白い粉が出る原因の多くは「使用方法」にあります。成分自体に問題があることは少ないため、使用量や塗布のタイミングを調整することで十分に対処可能です。

また、アゼライン酸は結晶性の成分なので、温度変化などで結晶化することもあります。
どんな肌の人に効果がある?
アゼライン酸は、特定の肌悩みに対して幅広くアプローチできる成分です。
特に効果が期待できるのは、ニキビ肌・毛穴悩み・くすみ・赤ら顔が気になる肌の方です。
なぜなら、アゼライン酸には「抗菌作用」「角質ケア作用」「メラニン生成抑制作用」があり、ニキビの原因菌にアプローチしながら、毛穴詰まりの改善や色ムラの軽減にも役立つからです。
例えば、繰り返しできる炎症ニキビに悩む方や、毛穴の黒ずみ・詰まりが気になる方には、アゼライン酸を取り入れることで症状の緩和が見込めます。
さらに、肌のくすみや色素沈着の予防にも役立つため、美白を意識している人にも適しています。
一方で、「敏感肌や乾燥肌」の人が使う場合は注意が必要です。
アゼライン酸は刺激になりやすいため、最初は低濃度から始めて、肌の様子を見ながら使用頻度を調整することが大切です。
このように、アゼライン酸は肌質を問わず使える一方で、効果を実感しやすいのは「ニキビや毛穴に悩む脂性肌・混合肌の人」です。敏感肌の方も適切に使用すればメリットがありますが、慎重なケアが求められます。
15%以上じゃないと効果がない?
15%以上でなければ効果がないというのは、必ずしも正しくありません。たしかに、医薬品や処方薬では15〜20%濃度のアゼライン酸が使われることが多く、強い効果を期待できます。
しかし、スキンケア用のコスメでは、10%前後の濃度でも一定の効果があります。
特に日本や韓国の化粧品は、敏感肌にも使えるよう低刺激設計がされており、低濃度でも継続することで肌の変化を感じられることが少なくありません。
また、濃度が高ければ良いというわけではなく、肌への刺激のリスクも上がるため注意が必要です。高濃度の製品を一気に使うことで、赤み・かゆみ・ヒリつきなどの副作用が出る可能性もあります。
そのため、肌が敏感な人や初めて使う人は、10%以下の製品から始め、肌が慣れてきたら段階的に濃度を上げるのが安全です。アゼライン酸は効果の出方がゆるやかな成分なので、濃度にかかわらず「継続」が重要なポイントです。
つまり、15%以上でなければ効果が出ないというよりも、「肌との相性に合わせて濃度を選ぶことが大切」というのが正しい理解です。
妊娠中でも安心して使える?

アゼライン酸は、妊娠中でも比較的安心して使える成分として知られています。
実際、海外の皮膚科では妊婦にも処方されることがあるほど、安全性の高いスキンケア成分のひとつです。
その理由は、アゼライン酸が全身に吸収されにくく、ホルモンに影響を与える成分ではないためです。レチノールやハイドロキノンのように妊娠中は避けるべきとされる成分とは異なり、妊婦の肌トラブル対策としても推奨されるケースがあります。
例えば、妊娠中はホルモンバランスの変化で「ニキビ」や「くすみ」ができやすくなるため、アゼライン酸を使うことで肌の状態を穏やかに保つことができます。
ただし、前述の通り刺激を感じる可能性がある成分でもあるため、初めて使う場合や肌が敏感になっている妊娠中は、使用前にパッチテストを行う、少量から使うなどの配慮が必要です。また、医師の診断を受けた上で使用するのが安心です。
このように、アゼライン酸は妊娠中でも使いやすい成分ではありますが、肌状態や体調に合わせて慎重に判断することが大切です。
併用不可な成分
アゼライン酸を使用する際には、併用を避けるべき成分がいくつかあります。
これらを同時に使うことで、肌に過度な刺激を与える可能性があるため注意が必要です。
特に避けたいのは、ピーリング系成分(AHA、BHA)、高濃度のビタミンC、レチノール(ビタミンA誘導体)などです。
これらはアゼライン酸と同様に角質に働きかける作用があるため、併用すると肌への負担が大きくなり、乾燥や赤み、ヒリつきといったトラブルが生じやすくなります。
例えば、ビタミンC美容液とアゼライン酸を同時に使うと、肌が敏感になっている時期にはピリピリとした刺激を感じることがあります。
レチノールと一緒に使うと角質剥離が過剰になり、バリア機能の低下を招く可能性もあります。
併用する場合は、朝と夜で使い分ける、日をずらして交互に使用するといった工夫が必要です。
また、使用する順番や製品の濃度によっても影響は変わるため、肌の反応を見ながら慎重に取り入れるようにしましょう。
このように、アゼライン酸は単体での使用でも十分な効果があるため、肌トラブルを防ぐためにも、併用成分には十分な注意が必要です。
まとめ
- アヌアのアゼライン酸セラムは毎日のスキンケアに簡単に取り入れられる
- 洗顔後に化粧水で肌を整えたあとに使うことが基本である
- 使用量は1~2滴が適量である
- 朝夜の2回が基本だが、敏感肌は夜のみから始めるのが望ましい
- 赤みや乾燥が出た場合は使用頻度を調整する必要がある
- 日中に使う場合は必ず日焼け止めを併用することが推奨される
- アゼライン酸は天然由来の成分で抗炎症・抗菌作用がある
- 毛穴詰まりやくすみ改善にも効果がある
- 使用初期は肌に刺激を感じることがあるため少量から始めるべきである
- 白い粉が出る場合は塗りすぎや乾燥、重ね塗りのタイミングに問題がある
- ニキビや毛穴悩みを持つ脂性肌や混合肌に特に効果的である
- 15%以上の濃度が必要とは限らず、低濃度でも継続使用で効果が期待できる
- 妊娠中も比較的安全だが医師の確認を推奨する
- AHA、BHA、レチノールなど刺激の強い成分との併用は避けるべきである
- 使用後は十分な保湿を行い、肌のバリア機能を守ることが重要である